オブラート








「ねえ〜。

あんたら今日の花火大会、見に行くんでしょ?」






この日、

地元の花火大会があり、私たちは四人で行くことになっていた。






「行きますよ〜。

美咲先輩も行くんすか?」





拓真の部屋のドアの前で、私達に聞いてきた美咲さんに、リン君が答えた。






「うん、行くよ。

あっちでマドカさん達と合流する。


あんた達、行くの夜でしょ?

春美ちゃん達さ、夜まで時間あるなら、ちょっと付き合ってよ」



「…?

はい、わかりました」






私と明菜は美咲さんに連れ出され、車に乗り込んだ。