オブラート








「まだ時間はあるから、すぐに結論を出そうとしないで、ゆっくり考えてみろ。

お父さんの事だけが気がかりで、そう思ってるなら、先生が相談に乗ってあげるから、いつでも電話してきなさい」






岡本先生はそう言って、私に電話番号を書いた紙を渡してきた。






「…ありがとう、先生」






多分、私は岡本先生に相談する事はない。

でも、担任でもないのに、親身になってくれる先生の気持ちは凄く嬉しかった。