オブラート







「林、どうしたんだお前?」






校舎に着くと、昇降口の辺りで、英語の岡本先生が声をかけてきた。






「こんちは〜。今さ、拓真が保護司のとこ行ってて暇だから、学校に来てみたんすよ」



「暇だからって、お前…



…ん?きっ…岸谷かお前!?それに、村上も。

どうしたんだ、その頭…」



「こんにちは、岡本先生。

私と春美はこの夏めでたく、中3デビューしました」



「中3デビュー!?なに言ってるんだ村上…

お前らそんな事より、こんな目立つ所に居たら、武田先生に見つかるぞ。

茶道部の部室空いてるから、とりあえずこっちに来い」







私達は岡本先生の後を付いて行った。