私達は学校に着くと、 校門からではなく、サッカー部や野球部が練習中の、校庭のど真ん中を歩いて突き進んだ。 「おい、あれ見ろよ。 林君と居る二人って、明菜と一組の岸谷春美じゃねえの?」 「えっ…あの暗い女が金髪!?」 校庭に居るみんなの視線が、こちらへ一斉に集まり、ひそひそと私を見てなにか言っているのがなんとなく分かった。 「……。」