オブラート








「なんで捕まったの?」







明菜は、別に深く考えた様子もなく、拓真に聞いた。







「共同危険行為〜。

この前の流しみたいな暴走行為。

ちなみに〜、リン君は運が良いので俺だけ逮捕されました」



「あはは。

二人とも仲良いから、捕まる時も一緒かと思った」






明菜は笑っているが、私はいつ捕まってもおかしくない事をしている拓真が心配だった。






最近は楽しくてそんな事は考えもしなかったけど、今、拓真やリン君が捕まり、どこか遠くへ行ってしまったら、また全てが振り出しに戻る気がして怖い。







「……。」