オブラート








明菜が聞くと、拓真が私達に、ヒラヒラと何かの紙を見せてきた。






「作文〜。

今日さ、保護司の家に行くのすっかり忘れてた」



「…保護司?」






私が聞き返すと、リン君が教えてくれた。






「保護観察とか受けた奴らに、無償で更正の手助けをする、偉〜い人だよ」



「俺〜、

保護観察じゃなくて、試験観察だから」



「どっちでもいいから早く書けよ…」






拓真はリン君に言われ、作文の続きに取り掛かり、書き終わると、私達は拓真の保護司の家へ歩いて向かった。