部屋に戻ると、拓真はテーブルの上で何かを書いていた。 「リン、あいさつって漢字、どう書くんだっけ?」 「平仮名で書けば? 別にテストじゃないんだし、もう時間ねえよ」 テーブルから少し離れた場所にチョコンと座ると、リン君が私達に振り返った。 「あ、もうすぐ出かけるよ」 明菜が答えた。 「どこに行くの? てか、拓真くんは何を書いてるの?」