オブラート







家に着くと、リン君が明菜のケガの手当てをしていた。





「明菜…大丈夫?」






私がそう聞くと、明菜はなぜか元気だった。





「大丈夫だよ〜。

鼻血が服にいっぱい付いたから、凄いケガに見えるけど、別に大した事ないよ。

ごめんね〜心配かけて」



「明菜…よく笑ってられるね…

私まだ、心臓バクバクいってるのに…」



「あはは、なんか嬉しくてさ。

痛みより感動の方が大きくて。


王子様に助けられた、お姫様みたいじゃん、私」






明菜は本当に嬉しそうで、私は少し安心した。