「うわ‥まだ居る」
3台全てが通過し終え、恐る恐る道路に視線を戻すと、先頭の3台に少し遅れ、2台の灯火の車と、彼女らのケツ持ち(最後尾でパトカーの追尾を妨害する役目)をする、
悪光浪士(あこうろうし)という灯火と地元が同じ男のチームが姿を現した。
「‥早く港に上がっちまえよ、
止まったりしねえだろうな‥」
ほんの数年前、まだケツモチ(この場合はチームの後ろ盾をする大人の組織)がしっかりしていなかった旧時代、
この街を走る、いくつものレディースを潰しまくったという、武闘派の超名門、灯火。
北日本響走連盟が出来てからは、そういった抗争などは一切無くなったが、武闘派の血と誇りを受け継ぐ彼女達の恐ろしさは、今も健在。



