「北帝連もココ通るんすかね?」 玲奈はそう言って私の右隣に来ると、手すりにピョンと飛び乗った。 「通るだろ、そりゃ。 ここが一番、人通りが多いんだし」 玲奈が言った北帝連とは、私達の県で一番デカイ暴走族のチーム名。 「ウチらまだ一回も見た事ないんですよね、 カッコイイんですか?」 「ん?まあね 軍隊みたいに、綺麗に並んで道路埋め尽くすよ、北帝連の流しは。 来たら遠目に見ても分かるだろ、台数もハンパじゃないし」 「へえ、楽しみっすね」