「そろそろ行くか」
その後、2時間ほどファーストフードで時間を潰すと、来未が店内の時計を見上げながらそう言い、私達は店を出て歩き出した。
「お、族車だ。もう出てんじゃん」
店を出るとスグに、気の早い暴走族が数台、目の前の大通りを通過した。
「寒そうだな〜。
耳当てくらい付けりゃ良いのに」
「つーかさ、別に交番近くなくても、ここで良くない?
クリスマスだから一般人もいっぱい居るし、別に絡まれねえだろ、こんな所で」
「そだな」
来未の提案に乗り、私達はアーケードの入り口付近で足を止め、私は歩道をガードする茶色い手すりに腰を降ろし、道路の方を向いて暴走族を待った。



