真冬の景色【完全版】







狐道の1つ上は、桐子さんを含めて3人しかおらず、残りの二人も凶悪ではなく、温厚で優しい。


ちなみに、時枝さんら初代のメンバーは4人居て、さすがレディースを旗揚げするだけあって、全員が凶悪。






「どうする、帰る?」






PM21:30。

桐子さんと別れた私達は、ライブハウスから自転車を停めた場所へ向かい、歩き出した。






「流し見てかないの?」



「まだ時間あるしな。

お前らはどうしたい?」






そう言って後輩達に振り向くと、3人は揃って同じファーストフード店を指差し、悠里が私にボソッと呟いた。







「お姉ちゃん先月、クリスマスは骨つき食べさせてくれるって言った」



「あ‥忘れてた‥」



「由依さんのケーキも食べられた」



「‥クルミ、割り勘な。

おそらく私の財力じゃ、中心では割れんが」



「割れよ」