季節は変わり、その年の冬。 私と来未は、街中に在るライブハウスに足を運び、先輩のコピーバンドのライブを観に来ていた。 「‥ああ、ストレス溜まった。 クルミ、ビンタさせて」 「あれはNonkoに対する侮辱だな‥ 渚、蹴らせて」 ボーカルをやった先輩の愚痴を零しつつ、私達は自転車を停めた場所へ向かって歩いていた。