午後になり、 私達は特攻服に刺繍を入れる為、紙袋に移し替えた特攻服を手に刺繍専門店へ向かう事にし、 念の為、私のアパートへ寄ってから行く事にした。 「どうだった?」 家に戻るが父親の姿は無く、テーブルも見たが私の金は用意されていなかった為、私は階段を降りながら、下で待っていた真弓に首を横に振った。 「マジか…」 「ごめんな、早めにバイト探すよ」 「気にすんな、行こ」 アパートを後にした私達は、電車に乗って刺繍専門店の在る街中へ向かった。