その時だった。 突然、遠くから単車の音が聞こえ、 こちらへ向かってきたかと思うと、その単車の音は、雀涙の前で止まった。 「……。」 族車の音だった為、全員が無言で入り口の方に振り向いていると、 次の瞬間、雀涙の扉が開いた。 「…へえ、 ずいぶんと、悪そうな面したホステスが居る店だな」 店に入ってきたのは、悠里と玲奈の2人で、 悠里はそう言ってクスッと笑い、後ろに居た玲奈の手には、鉄パイプが握られていた。