チームを消せる程の秘密を握っている悠里達が、わざわざ危険を犯してまで抗争を選んだ理由。
それはきっと、7代目達に対する強い怨恨か何かからきているものだと感じた。
「私や安斎が狐道のガキらとタイマン張れば話は早いけどよ、
あいつらは自分らが勝ったら、チームを解散させろと要求してきた。
モチロン、私や安斎があんなガキらにタイマンで負ける訳はねえけどよ、
万が一って事もある。
もし負けちまって灯火や女帝會を解散に追い込まれでもしたらよ。
先代に顔向けできねえ上、ヘタすりゃバックに責任取らされかねねえ。
無論、お前らもな」
それはきっと、半分以上が保身で、
私達に火の粉が飛ぶとは考えにくい。
「…そこでだ、
こっちはわざわざリスクを背負ってまで、あのガキらの遊びに付き合うのもバカくせえ。
だから、安全策を取ろうと思う」
安斎さんは、そう言ってニヤリと笑い、女帝會の2人に視線を向けた。



