「牧村とは知り合いでさ、
灯火も連盟に入りませんかって、話を持ってこられたんだけど、
なんとなく、仲間と命がけで守ってきたチームに大人の力が加わるってのも、納得いかなくてさ、
初代達を集めて話し合った結果、現役の子らに任せようって事になって、
3代目の子達は結局、守られながら走る道を選んで、連盟に入る事を決めた」
千秋さんはそう言いながら、少し寂しそうな表情をした。
「その時にさ、
3代目に1つ条件を出して、旗を返してもらったんだ」
「条件ですか?」
私が聞き返すと、千秋さんは作業服の胸ポケットに掛けていたフェルトペンを手に取り、ポンっとキャップをあけ、
白いテーブルにペンの先を向けた。



