それから5分後の事だった。 「あ、来たぞ尚美」 真弓が振り返る後ろを見ると、5台ほどの車に箱乗りしながら、高々と旗を掲げる女帝會が現れ、 後ろを走っていた暴走族の合間を縫い、女帝會の車は一台ずつ、私の横をゆっくりと横切っていった。 「……。」 女帝會は全て、黒い特攻服に金色の文字でチーム名の刺繍を入れていて、箱乗りする女達の特攻服を真弓とボーっと見ていると、 3台目に私達の横を通過した安斎さんが、私に目を合わせながらクスッと笑い、クラクションを軽く鳴らして前の方へ行った。 「……。」