尚美~最後のレディース








夕食後。


部屋に戻った私達は、テレビを見ながらテーブルの上にお菓子を広げた。









「今週は第2か。


女帝會も単車出してくるのかな」








そう言いながら、真弓はお菓子に手を伸ばした。









「あ、そっか、

女帝會って第2だけ出てくるって和也が言ってたよな」





「有り得なくね?

月に1回だけ走るとか。



年間で12回しか走らないって事だろ、イベント抜かしたら」




「うん。

何の為にレディース入ったんだよって感じ」




「まあ、男と違って女のヤンキーってのは、走りたいってより、レディースに入ってるって優越感に浸りたいだけの、中途半端な奴らとかも多いからな」




「真弓は?」




「レディースに入ってるって言えば、ナメられないかと思いまして」




「ダメじゃん」




「尚美は?」




「なんとなく」




「ダメじゃん」




「知らなかった、

ウチらダメなんだな」




「まあ、今は好きだけどね、

尚美と走るの」




「……。」








私も真弓と同じで後付けの理由だけど、初流しで感じた気持ちは、これからも多分、ずっと変わらない。









「私も」