尚美~最後のレディース









千秋さんは一瞬、驚いた様な表情を見せ、次にクスッと笑った。









「そっか、

何十センチのアップハン付けたいの?」




「…あ、そういうのはちょっと分かりません。

一緒に走ってる暴走族の男達が付けてて、なんかカッコイイし、運転するの楽そうだったので」







アーチを描く様に、自分の胸元の辺りにハンドルがくるアップハンドルは、

身体を前屈みにしなくても運転できる為、私はRZにそのハンドルを付けたかった。









「しゃあねえなあ、

特別サービスだ、アップハンも用意してやるから、来週辺り、RZ乗ってきな」




「本当ですか!?

ありがとうございます!」







千秋さんはそう言ってニコッと笑い、私達はお礼と挨拶を言って、自宅へ戻った。