尚美~最後のレディース








その後、


乾杯を済ませると、幹部達は雑談を始め、特に何を話し合う訳でもなく

連盟の男の話をしたり、近況の事を普通に話していた。








「尚美、遠慮しないで飲めよ。

日本酒ダメなのか?」




「いえ、大丈夫です」









七海さんにそう答え、日本酒を口に付けると、安斎さんの隣に座っている女が声をかけてきた。









「ねえねえ、

尚美は酒、強いの?」









このメンバーの中では唯一、パッと見、レディースらしくない外見で、


特徴の無い髪型に、ゆったりとした喋り方をする女。


女帝會5代目副総長、浅野真冬。









「いえ、分かりません。

酒は飲みませんから」




「へえ、男は?」




「はい?」




「今まで何人、男と付き合ったの?」




「0です」







そう言った瞬間、他の先輩達の視線が、一斉に私に向いた。