全ての準備が整い、ほどなくすると、
店の前に高級セダンが2台停まり、中から5人の女達が降りてきた。
「……。」
背筋を伸ばしてイスに座りながら、入り口に視線を向けていると、
人相の悪さでは七海さん達に負けず劣らずな、水商売風の女達がゾロゾロと入ってきた。
「お疲れ」
ベルサーチの服を着た、紫のアイシャドーにボリュームのある金髪のパーマ。
タイトスカートのスリットの部分から、太ももに入れた龍の刺青がチラチラと見え隠れする女。
女帝會5代目総長、安斎蘭香。
「お疲れ」
安斎さんに七海さんが返事すると、女帝會のメンバーが慣れた感じで各々の席に腰を降ろした。



