レジで会計をしていると、横からスッと真弓の手が伸びてきた。
「私も半分出すよ」
「真弓…」
真弓はそう言って一万円出し、レジの表示を見ると会計は三万円位だった。
「…半分?」
「あはは、細かい事は気にすんな」
会計を済ませた私達は、カートを借りたまま米を外へ運び、入り口の近くに止めておいた自転車に、米を乗せ替えた。
「ほら、乗った」
真弓が抑える自転車に米を乗せ終え、私はカートを戻しに向かった。
「カート戻してくるから動くなよ」
「早くしろ!倒れる!!」
写真を撮りたくなるほど間抜けな真弓の後ろ姿にクスッと笑い、私達は2人で自転車を押しながら帰宅した。



