悠里達は、また必ず現れる。
あの様子だと、いくら返り討ちに遭っても、何度でも私達を襲ってくる気がした。
そうなれば、いつかは先輩達もただの殴り合いではなく、二度と悠里達が刃向かってこない様にと、何らかの手段を取るに違いない。
それだけは、なんとか避けたかった。
「あの女、強かった?」
「いや、弱かった」
「ふうん。
まあ、尚美が強すぎるのもあるけど。
けっこう気合い入ってたよね」
「うん。
あいつのパンチ、なんか痛かった…」
「え、
尚美でも殴られると痛いの?」
「当たり前だろ…
サイボーグじゃねえんだから。
つーか…
そう言う意味じゃなくてさ、
なんか、痛かったんだよ…」
「…?」



