「…なんなんだよ…お前…
中国拳法でも習ってんのかよ…」
悠里は震える両手でアスファルトを押しながら、ゆっくりと立ち上がろうとした。
「…もういいだろ、
あんたは私に勝てない」
「ふざ…けんなよ…」
悠里はそう言って最後の気力を振り絞り、立ち上がって向かってくるが、
私は悠里を殴り飛ばし、再び悠里は地面に背中を付け、空を向いた。
「ちく…しょう…
負ける訳に…いかねえんだよ…」
「……。」
私は仰向けに寝る悠里にゆっくりと歩み寄り、腹の上にまたがって悠里の顔を見下ろした。
「あんたに背負う物があって、負けられないってのは分かったけど、
どうしても灯火を潰さなきゃならないの?」
「…潰れて当然なんだよ、
灯火も…女帝會も…」
「……。」



