七海さんはしばらく黙り込み、横目で私を一瞬だけ見たかと思うと、クスッと笑った。
「…仕方ねえ、
テメーらの条件飲む代わりに、こっちからも一つ、条件を出させろよ」
七海さんがそう言うと、玲奈が口を開いた。
「…おい、
テメーは条件を出せる立場じゃねえだろ」
すると、悠里は玲奈の身体の前に手を差し出して止めた。
「言ってみろよ」
悠里がそう言った瞬間、七海さんはニヤッと口元を緩めた。
「テメーらは族1個潰そうってんだからよ、
兵隊飛び越して、いきなりキングを取るってのも、ルール違反じゃねえか?」
七海さんがそう言うと、悠里はクスッとバカにする様に笑った。
「キング?
テメーはクイーンだろ」
「そうだったな、
ウチらはレディースだもんな」
「そういう意味じゃねえよ」
「…?」
悠里はクスクス笑いながらタバコを口にくわえた。
「キングは牧村さんだろ」
「…っ」



