しばらく走ると、周りには海しか無く、少し開けた見通しの良い場所で悠里は単車を停め、
先輩達が車から降り、私と真弓も単車から降りて悠里達に近寄った。
「最初に言っておくけどよ、ここでテメーらを袋にしても、こっちは旗を汚されたって正当な理由があるから、
狐道のバックとウチらのバックの話し合いになっても、テメーらの立場がマズくなるだけだからな」
七海さんがそう言うと、悠里はクスッと笑った。
「…残念だけど、
上同士の話し合いにはならねえよ」
「どういう意味だよ」
「あんたがバラまいてる物の出所、おおやけになったらマズいんじゃねえのか?
あんたは勿論の事、そういうもの全てが厳禁の、あんたらの上もさ」
「…テメー」



