どこか虚ろで、冷たい目を持つ悠里が静かにそう口にすると、七海さんが顔を少し傾げながら答えた。
「…はあ?
誰だよ、お前。
どっかで会った事あんのか?」
「…ええ、一度だけ」
「……。」
すると、七海さんは悠里の顔を見て何かを思い出したのか、急にクスクスと笑い出した。
「…ああ、
なるほどね、あん時の中坊か。
で、今日はどうした、
お小遣いでもせびりに来たのか?」
七海さんがそう言った瞬間、悠里の顔つきが強張った。
「…金で済むと思ってんのかよ…
灰原…」
「……。」
悠里の態度に、灯火のメンバーが一瞬で殺気立った。



