尚美~最後のレディース








金のモールにフチ取られた鮮やかな紫色のチーム旗は、

白いハコスカに物凄く映え、私と真弓は目を奪われた。







「どうしたー、出るぞ」







ベンツの運転席のドアを開けながら、七海さんがそう言い、私は慌てて我に返った。








「あ、はい」








単車にまたがりエンジンを掛けると、真弓が後ろに乗り、



麗子さんが運転するハコスカのエンジンがかかると、爆音と共に駐車場から最初に飛び出し、


続いて七海さんのベンツ、

その後ろを私が付いて行くのを見届け、最後に男達が後ろを固めると、

私達は国道を目指して走り出した。