「へえ、カッケーじゃん。
いくらでサバかされてんの?」
「千円」
「は!?」
その瞬間、2人は顔を見合わせてニヤリと笑い、英二が私達に言った。
「…お前らも大変だよな。
単車は取り替えてやれねえけどよ、可哀想だからこのステッカーは全て、俺達に任せろ」
「え、マジで!?」
真弓は驚いて英二の顔を見上げた。
「俺ら、北中の仲間だろ。
困った時に助け合うのが仲間ってもんだ」
「英二…あんた良い奴だな。
でも、期限が来週の土曜までなんだけど…」
「大丈夫大丈夫。
俺らの人脈をあなどるな。
こんなもん、3日でサバいてやるよ」
「マジ!?助かるよ」
「……。」
英二のうさん臭い顔を見て、私はこいつらが何を考えているのかピンときたが、
サバいてくれる事には変わりない為、あえて私は何も突っ込まなかった。



