「失礼します」
店に着くと、七海さんが以前と同じテーブルに座っていて、
囲む様に周りに居たのは相方の麗子さんと、この間は居なかった七代目の江美さんという、うっすら赤毛で小柄な先輩だった。
「お疲れさん、そこ座れよ」
「はい、失礼します」
七海さんに返事をし、私達は七海さんの正面に置かれた丸いイスに腰を降ろした。
「特服、仕上がったか?」
七海さんに聞かれ、真弓が答えた。
「はい、さっき仕上がりました」
「そうか、
着てくりゃ良かったのに。
別に普段から着て歩いてもいいんだぞ」
「あはは…
職質くらいますよ…」



