深夜1時過ぎ。 真弓は両親が寝たのを確認し、父親の書斎に置いてあったヘルメットを手に、部屋へ戻ってきた。 「なんか… 育毛剤の匂いするけど大丈夫かな?」 ヘルメットの中の匂いを嗅ぎながら、真弓がボソッと言った。 「別に被るのに支障はねえだろ… サラッとオジさんのプライバシー暴露するなよ」 真弓からヘルメットを片方受け取り、私達はコソコソと部屋を出てガレージへ向かった。