とは言ったものの、七夕の奇襲時に、港に集まる暴走族達の中から、紫禁嬢だけを上手く分散させて戦う方法なんて、見つかるのかどうか私も疑問だった。
「そういえばさ、千秋」
「ん?」
しかし、それ以前に忘れていた事を、千春が私に思い出させる。
「あんた、美帆さんに言ったって言ってなかった?」
「何を?」
「レディース作る事」
「…あ」
「あの人が本当に、ウチらを潰したり吸収したりするならさ、
病院の時みたいに、わざわざチーム作ること秘密にしても、意味ないじゃん」
「……。」
言われてみると、たしかにそうだった。
私はすでに、敵のボスにチームを作ると宣言していた。
「…まあ、あれからけっこう経つし、
美帆さんも、旗揚げする前から紫禁嬢をけしかけてきたりしないだろ…多分」
「どのみち、旗揚げする第3から、七夕までの約、3週間、
この期間は慎重に動いた方がいいね。
新しいチームが出来たとなれば、潰すにしろ吸収するにしろ、接触はしてくるだろうから」
「うん、そうだね」



