それから数日後。
久恵の家に、愛梨から連絡が入り、特攻服の仕上がりは来週との事だった為、
ともしびの旗揚げは、6月の第3土曜日に決めた。
「うん、わかった。
じゃあ亜季ちゃん達にもよろしくな」
愛梨との電話を終えた久恵が、私達に言った。
「美音や花魁の奴らも、ウチらの旗揚げに参加するってさ」
「へえ、
じゃあ、けっこう派手になりそうだね。
紫禁嬢とバッタリ遭遇しなきゃいいけど」
「港には上がらないって言ってたぞ。
こっちから出発して、街中流したら、そのまま国道を県南方面に流すってさ」
「まあ、そりゃそうでしょ。
港なんかに行ったら、ソッコー囲まれて喧嘩になるし」
久恵にそう言うと、咲希が話に入ってきた。
「それならそれで、別に構わねえけどな。
潰す日が早まるだけだし」
「ダメだって…
あっちには男のチームも居るんだから、作戦立てて奇襲かけなきゃ、こっちが逆に全滅するだろ」
「作戦ねえ。
どのみち港に奇襲かけんなら、男のチームだって混ざってくるだろ」
「愛梨達だって、それくらいは考えてるでしょ。
みすみす負ける様な勝負は挑まないって」



