「こうけ?」
「おお〜…」
書道の心得がある久恵のお爺さんの文字に、私達は声を揃えて感心した。
「で、その上に、まずは北日本。
点を入れて10文字だから、文字の間隔気をつけてね」
「10文字け?
ほっだら、1文字はこんくれえだっぺか?」
「うん、そん位。
北日本ね、北日本」
再び筆を構えたお爺さんが、旗の左上に、北日本の文字を書いた。
「で、暴走一派」
「いっぱ?
一に、派閥の派け?」
「うん。
その後に、点ね。
天じゃないよ、点だからね」
久恵はそう言って、ジェスチャーを交えつつ説明し、最後に女組という文字を書いてもらった。



