その後、
軽く話をした私達は、特攻服を愛梨に預け、旗を買いに向かう事にした。
「じゃ、特攻服よろしくね。
仕上がりが分かったら、私か久恵の家に電話して、
それに合わせて旗揚げの日にち決めるから」
「ああ、わかった」
「緊急の時は、大抵さっき書いた地図の所でバスケしてるから、何かあったら来てね」
愛梨の家を出た私達は、地元の商店街に在る、横断幕などを取り扱う専門店へ行き、
縦1.2メートル、横1.7メートルの、紫色の布を購入した。
「何て書く?」
久恵の家へ向かって歩き出しながら、みんなに聞くと、咲希が答えた。
「北日本、暴走一家。
とか?」
「一家?」
「え、よく聞くじゃん。
それか、一派」
「まあ、それでいいけど、下は?」
「女組だろ?」
すると、久恵が割り込んできた。
「2文字だけ下っつーのも微妙じゃねえか?
上にくっ付けていいだろ。
北日本暴走一派、女組って」
「じゃあ、代わりに何て書くの、下には」
「意気込みなら、打倒、紫禁嬢だろ」
「え、だってそれじゃあさ、潰した後どうすんの?」
「あ、そっか」
続いてひみ子が割り込んできた。
「じゃあ、意気込みも総長のセンスに任せようよ。
ひーちゃんの家に着くまでに、考えてね」
「ええ…また私?」



