ともしび~紫の永友









その後。


しばらくみんなで意見を出し合うが、咲希が書き留めるノートに、全員一致で納得する様な名前は無かった。








「…もう、何でもよくねえか?

決まらねえよ、これじゃあ…」








すでに、下らない名前で1ページが埋まったノートの上に、咲希がペンを置いて呟いた。









「そうだな。

とりあえず、この中でマシなやつにしといて、後で良いのが思いついたら、改名すりゃいいじゃん」




「そだね」










久恵の言葉にひみ子が同意し、ひみ子は咲希が書き留めたノートに手を伸ばした。









「この中でマシなやつと言えば、

私が考えた、ポニー・テールズだね」










すると、久恵がひみ子からノートを奪いながら言った。








「いやいや、それだったらみんながポニーテールにしなきゃダメだろ。


この中から選ぶとすれば、私が考えた血駄魔里じゃね?


子供達が恐怖しそうだし」








続いて、私がノートに手を伸ばす。









「子供を恐怖させてどうすんだよ…


私が考えたカロリー・オフで良いじゃん、健康そうだし」









再びノートが咲希の元へ。








「いやいや、それだったら私が考えた…」




「…つーか、

振り出しに戻ってるよ、あんたら…」