紫禁嬢の名前の由来や、その意味なんてわからなかったけど、
自分以外に黒い特攻服を着させ、城の頭首である自分だけが、桔梗の花びらの様に鮮やかな、紫色の衣を羽織るメイファン。
その彼女に牙をむくチームの色に、これほど適した色なんて、他に存在しない。
「…紫か。
良いな、それ。
紫禁嬢を壊滅させるチームっぽくて」
久恵に続き、ひみ子。
「うん、紫禁嬢の魔の手から、この街を救う正義の色だね」
続いて、千春。
「決まりだな。
いいだろ、千秋?」
そんなの、聞くまでもない。
「咲かせてみますか。
この街に、正義の花を」
この街の悪共を救う、暴走族と言う名の、悪の正義。
所詮、不良の世界なんだし、そんなアンチヒーローが居たって、いいじゃない。
「…とりあえず、名前だな」
「名前だよな」
「名前かあ」
「名前だな」
「名前ねえ…」



