ともしび~紫の永友











「じゃあさ、出てない色は?」









ひみ子が言った。










「好きじゃねえ色に妥協するのもな…」









咲希が溜め息混じりにそう言い、私はふと気になった事を口走った。










「ねえ、色と言えばさ、

紫禁嬢じゃなく、城の方の紫禁城って、何で紫が禁止なの?」









私の質問に、みんなはしばし頭を悩ませ、久恵が適当な事を答えた。










「城の王様が、紫を嫌ってたからじゃね?」




「王様って何だよ…

しかも、それだったらメイファンが紫を着てるのおかしいだろ」










すると、ひみ子が言った。








「あ、わかった。

紫禁城のお姫様が、紫をこよなく愛してたから、お姫様以外は禁止って事で、紫禁城」




「あー、なるほど。

歴史は奥が深いなあ」










私達のアホな会話に、千春がボソッと一言。










「…いや、

そもそも紫禁って、色とかそう言う意味じゃないから…」