ともしび~紫の永友









その後、


エデンへ戻った私達の元へ、成美達が訪ねて来た。









「こんにちはー」




「あ、成美じゃん。

久しぶりー、どうしたの。


また勧誘でもされたか?」




「あ、はい…

また勧誘されました…」




「またかよ!

もう不良のカッコやめなって…」










三人は苦笑いしながら近付いてき、成美が私達の前に立つなり聞いてきた。









「あのう、工藤ちゃん達に聞いたんですけど、

先輩達、チーム作るってマジですか?」




「うん、本当だよ」









そう答えると、続けて桃枝が言ってきた。








「ウチらも入れてもらえないですか」




「…え、何で?」




「この前、街で紫禁嬢の人に勧誘されて、そん時はとりあえず、半泣きでごめんなさい勘弁して下さいって連発したら、呆れられて助かったんすけど…


この調子じゃ、いつ強制的に誘われてもおかしくないし、

それなら、先輩らのチームに入った方が安全かと…」




「…いや、安全じゃないよ。


ウチら、紫禁嬢と対立するし…」








再び成美が喋る。









「話は工藤ちゃんにサラッと聞きました。


ウチら、先輩達なら紫禁嬢を潰せるって思ってます。



この前の喧嘩を見ても、咲希さんや久恵さんの強さは常識外れだし、そこに他のチームの力も加わるっていうなら、勝利は確実じゃないですか」




「…まあ、やってみないと分からないけど、

危険な事には変わりないし…」











すると、久恵が不機嫌そうな顔つきで言った。










「ダメだ」









成美が聞き返す。









「え…なんでですか?」




「お前ら、ウチらのチームを隠れミノに使うな、

ウチらは暴走族だぞ。


そんな不純な動機の奴を、入れる気はねえ」




「…そうですよね。


でも、それだけが理由って訳じゃなく、ウチらあの日、キャッツから助けられて、先輩らをマジで尊敬しましたし、

バイク乗るのも、どっちかって言うと好きだし…」





「よし、入れ」




「おいっ」




「本当ですか!?」




「共に風になろう」




「はい!

ありがとうございます!」




「いやいや、

総長はまだ入隊を許可してません」




「んじゃ、副総長。

こいつら入れていい?」




「別にいいよ」




「はい、決まり」




「ええー!?

総長ってそんなに軽くあしらわれる立場なの!?」