「千秋、あいつらザコだろ?
幹部だけじゃなく、あいつらとも戦っちゃダメなのか?」
病院を出てすぐに、隣に並んできた咲希が言った。
「あいつらにウチらの事がバレたら、七夕の前に抗争になるだろ。
それじゃ奇襲にならないし、マミ達のリスクを少しでも減らすには、協定を利用して、七夕の一晩で壊滅させるしかないじゃん」
「おお〜、さすが総長。
ちゃんと考えてんだな」
「理解したなら、これから紫禁嬢に出くわしても喧嘩売らないでくれ、頼むから」
「さっきのは売られた喧嘩を買っただけだぞ」
「買うのも禁止」
例え、こちらが手を出さずとも、向こうが先に手を出してきたり、チームに入れと強制されたりすれば、今日みたいにスンナリ回避する事は難しい。
「……。」
愛梨が言う様に、七夕までは目立つ行動を控え、大人しくしている事が得策。



