ともしび~紫の永友











「…どこで休憩してんだよ、お前」









RDに座る女に、久恵が言った。








「あははは、

ごめんごめん、あんたらの?


ベンチ無くってさ、この辺り」




「…どけよ」




「あはは、デッケー女だなあ。

コエーコエー」









久恵の言葉を無視し、挑発的な態度を見せる女に、続いて咲希が詰め寄った。










「良かったな、ここが病院で。

入り口の前に捨てといてやるよ」




「お、強気だねえ。

怖いから仲間呼んじゃおっかな」




「……。」










咲希達を完全に怒らせたその女に、私と会話をした女が振り返る。









「智子、その辺にしとけ。

外れ相手に無駄な労力使うな」




「…外れ?」










私が聞き返すと、再び女がこちらを見た。









「お前ら、キャッツの頭の見舞いに来たんだろ?

張ってたんだよ、ここで。


美音や花魁の奴らが顔を出すのを」




「……。」









すると、女の右側に居た女が私に言った。









「確認するけど、

レディースじゃないよな、お前ら」




「…違うよ。

あんたらは…」




「紫禁嬢」




「……。」