ともしび~紫の永友










病院を出て、単車を停めている駐輪場へ向かうと、

私達の単車の前に、複数の女が座り込んでいた。










「なんだ、あいつら」









歩きながら、久恵が言った。








「……。」










私達が近づくと、7.8人の女達はニヤニヤと薄ら笑いを浮かべ、

座り込んでいた女達は立ち上がった。











「渋いマッハだね。

お姉ちゃんら、レディース?」










手前に居た女がそう聞き、ふと、久恵達の単車に目を向けると、集団の1人が、RDのシートに腰を降ろしていた。










「…レディースじゃないよ」









横目で久恵や咲希を気にしながら答えると、

2人は表情を凍らせながら、RDに座る女の前に、ツカツカと歩いて行った。