みんなに便乗し、私もバナナを貰って食べていると、愛梨が私達に言った。
「お前ら、チーム名は決めたのか?」
久恵が答える。
「いや、まだだよ」
「…のんびりしてんな、七夕まで1ヶ月位しか無いってのに。
特服は?」
「いや、用意してないよ。
どこに売ってんの?」
「ホント、何も知らねえんだな…
地図と番号書いてやるから、色が決まったら電話してみな。
多分、発注になるから、決まったら早めに連絡しろよ」
「刺繍は?」
「私の親戚が刺繍専門店やってるから、安く仕上げてやるよ。
大体、ロングの上に短歌とか詰めて、チーム名とかデカ文字で入れたら2.3万は掛かるけど、半額位でやってくれる」
「タケーよ、
3000円でやってくれ」
「…ムチャクチャだな、お前。
まあ、金が無かったら、とりあえず肩甲骨の辺りに横書きでチーム名入れて、
あとは、縦書きで初代総隊長とか、幹部名だけでも入れとけよ。
後からだって入れられるから」
「金かかんなあ、暴走族って」



