ともしび~紫の永友











すると、久恵が言った。









「大丈夫だって、千秋、

こちとら、元から100人相手にするくらいの覚悟を決めてんだ。


今更、男の敵がちょっと増えたからって、何も変わらねえよ」




「……。」









溜め息を吐いて呆れていると、咲希が風吹君に言った。









「話ってそれだけ?」




「ああ、

とりあえず、俺は警告したからな。


後で泣きついてくんなよ」




「誰が泣くか。

ウチらはネロが旅立った時以外、泣いた事ねえよ」









久恵がそれに突っ込んだ。








「千春だけ泣かなかったよな」




「いや、

私はなんか、悲劇から解放されてホッとしたから」




「鬼」




「冷酷女」




「日本人の恥」




「パトラッシュに謝れ」




「……。」