咲希の家に着くと、私達は玄関先に靴を溢れかえさせ、風吹君の部屋へ向かった。
「なんだよ、話って」
咲希に続き、私達もゾロゾロと部屋へ足を踏み入れると、
風吹君の他に、イッセー君と北帝連の仲間が1人、それに牧村を入れた4人が、テーブルを囲み麻雀をしていた。
「牧村が、咲希ちゃんに大事な話があるってよ。
…つーか、なんか増えてねえか?
廊下にハミ出てるぞ、1人…」
イッセー君がそう言い、咲希が答えた。
「どんな話?」
咲希に聞き返され、牧村はクスクスと笑いながら答えた。
「付き合ってよ、咲希さん」
「やだ」
「じゃあ、千春さん…は、怒ったら怖そうだから、
千秋さんでいいや」
「無理。
気になる人いるもん」
「なにーっ!?誰だよ!?」
久恵がそう言って驚き、みんなが一斉に私に振り向く。
「え、竜一君」
「マジでー!?
パンチだぞ!?
どこが良いんだよ!あんなパンチパーマの!」
「いやいや、それがさあ、
あー見えて、意外にマジメだし優しいし、カッコイイんだよ、これが。
パンチだけど」
「よっしゃー!!
今から告りに行くぞ!!」
「ええ〜…いいよ。
竜一君、忙しくて彼女に構ってる暇無いし〜、
あらやだ、彼女ですって。
おほほほ」
ノロケながらニヤニヤして久恵と喋っていると、風吹君が苦笑いしながらボソッと言った。
「…本題に入っていいか?」



