「せ…先輩、
これ…本当に私達が乗っていいんですか…」
単車を見ながらチカがそう言い、私達も三人に近づきながら、咲希が答えた。
「乗ったら最後。
もう、後戻りは出来ねえぞ」
「……。」
次の瞬間、
こちらへ、バッと振り返った三人の目には、涙が溢れていた。
「しぇ…しぇんぱーい…」
「うわっ!
なに泣いてんだよ!?」
三人は不細工な顔で涙をこらえたかと思うと、マミが突然、土下座の格好をし、チカやカナもマミに続いた。
「ありがとうございます!!」
泣きながら土下座をする、熱血体育会系の後輩達を見て、私達は顔を見合わせ、クスクスと笑った。



