冗談なのか、本気なのか、
クスクスと小さく笑う美帆さんだが、その目はどこか、寂し気に見えた。
「上納金がいくらなのかは分からないですけど、わざわざ不良からチマチマ集めなくても、
美帆さんなら、彼氏に建ててもらったり出来るんじゃないですか?」
「あはは、
今度、おねだりしてみよっかな」
「じゃあ、彼氏が家を建ててくれたら、紫禁嬢は解散するんですか?」
「ううん、しないよ」
「…美帆さん、
家を建てたいって、嘘でしょ」
そう言って呆れていると、美帆さんはクスッと笑い、少し真面目な声で言った。
「あいつらは、後に必要になるの」
「……。」



