ともしび~紫の永友










「カッケーだろ。

RD、族車使用」








入って来るなり、久恵はそう言ってドカッと腰を降ろし、テーブルの上に何かの紙を置いた。








「…近所迷惑な奴だな。

何、この紙切れ」



「伝票。

マミ達の単車買ってきた」



「はい?」



「RDは咲希の名義だから、こっちは私名義にした。


お前らもローン払えよ、毎月1万だから、1人、2千円」



「…急な話だな。


マミ達のタメって言われたら、怒るに怒れねえじゃん…」









伝票を見ながらそう呟くと、千春が横から伝票を覗き込んできた。









「CB125…JX?」









千春が伝票に書かれた車種を読み上げると、咲希がそれに答えた。









「千春が買ったCB125Tの後継機だって。

カッコ良かったぞ」



「へえ、見たいな」



「まあ、事故車だから安かったけど」



「やっぱりオチがあったか」