マッハのスタンドを掛け、単車から降りた私は、ケバい先輩に詰め寄った。
「やられた報復?」
「それ以外、何があるってんだよ」
「中坊に負けて、人数集め直して追い回すとか、どんだけダサいんだよ、あんたら。
そんな事してる暇あんなら、バイトでもして、紫禁嬢に払う金でも稼いでこいよ」
「…口の利き方知らねえガキらが。
これだからデビューは嫌いなんだよ」
「なんだよデビューって、
芸能界入りなんかしてないぞ」
「いいからそいつら渡せよ、毎日毎日バカみてーに走らせやがって」
「毎日?」
すると、千春がマミ達に振り返った。
「何でウチらに言わなかったの」
千春の問いに、マミが答える。
「自分らの事は、自分らで何とかしなきゃって思って」
「…頼っていいんだよ、こういう場合は」
しっかり者の後輩達に、千春は溜め息を漏らした。



